今注目を浴びている国内初の『循環葬®︎』循環葬と樹木葬の違いは？人生のエンディングにおける新しい選択へ！

2023年9月19日

大阪府豊能郡能勢町の能勢妙見山の敷地内にある『循環葬®︎Return to Nature』をご紹介します。墓石や墓標を置かず、土へと還る「循環葬」という新しい埋葬の方法が注目を浴びています。人生のエンディングにおける新しい選択肢になるかもしれません。今回は、循環葬Return to Natureを運営するat FOREST株式会社のCOOの正木雄太さんにお話を聞いてきました。

トップ画像撮影：中島光行（TO SEE inc.）

at FOREST株式会社

正木雄太

循環葬®︎Return to Nature運営 at FOREST株式会社 COO/Co-Founder 社会福祉士

循環葬®︎Return to Natureのアクセス、営業時間、定休日

INFORMATION

店名	循環葬®︎Return to Nature
住所	大阪府豊能郡能勢町野間中661 能勢妙見山の敷地内
運営会社	at FOREST株式会社
電話番号	070-1808-2288 (平日:11:00〜18:00)
見学	予約制（水、金、日曜日：10時〜・13時〜 2部制） ※その他の日時はお問い合わせください。

循環葬®︎Return to Natureの詳細情報

『循環葬®︎Return to Nature』は、at FOREST株式会社が手がけるサービスです。「墓標など何も残さず埋葬する」という国内初の新しい埋葬方法『循環葬』を提案されています。遺骨を自然に戻りやすくする手法で埋葬し、自然との循環を促します。売上の一部は森の保全活動に充てられ、さらに森林保全団体の寄付も行われます。

循環葬の森は、大阪府豊能郡能勢町にある「日蓮宗霊場能勢妙見山」の森の中にあります。大阪府と兵庫県の境界に位置しており、大阪市や神戸市からのアクセスも容易な立地です。循環葬の森は、契約者のみが入れる場所になります。ウッドデッキやベンチが完備されていて、生前契約をしたメンバーや遺族は、森林の中で心地よいひとときを過ごすことができます。

近年注目されている自然葬！循環葬と樹木葬の違いは？

近年では、石のお墓よりも海洋散骨や樹木葬などの自然葬が人気を集めています。今、自然葬が注目される理由や循環葬と樹木葬の違いについて解説します。

自然葬が注目される理由

自然葬が注目されるようになった背景には、少子化の影響もあり、お墓の維持が困難になったためと思われます。伝統的な墓石の場合、次の世代がそのお墓の管理する必要があります。

しかし、これらの自然葬では継承を前提しないことが多いので次の世代に負担をかけず、自身の代で終えられる埋葬として受け入れられています。また、墓じまいをきっかけに自然葬を検討する方も増えてきているようです。

循環葬と樹木葬の大きな違い

近年注目されている自然葬！循環葬®と樹木葬の違いは？ — 撮影：中島光行（TO SEE inc.）

循環葬は、森での埋葬を指すサービスで、これに似たサービスとして樹木葬が知られています。樹木葬では、伝統的な墓石の代わりに樹木を墓の目印として使用します。現在の主流は、樹木（シンボルツリー）を1本植樹し、その周りに墓標を配置、埋葬するスタイルです。

樹木葬と循環葬の大きな違いは、墓標を立てないということです。墓標という管理対象をなくすことで、管理費が不要になり残された方に負担をかけません。また、神戸大学生命機能科学の土壌学専門、鈴木武志助教（環境アドバイザー）の監修の下、遺骨は自然に還る形で埋葬されています。遺骨は土と循環しやすく、人のエンディングを森づくりに繋げていきます。

循環葬は、「個別葬」と「合葬」の2つに分けられています。「個別葬」では、指定された個別葬エリアから埋葬地を選択でき、7年間は他の人の遺骨を同じ場所に埋葬することはありません。一方「合葬」は、特定の区分けがない合葬エリアで、他の方々と共に安置される形となります。